moonshine  エミ




2003年01月28日(火)  強い強い風

 まあ何にせよ、平和な日々だ。
 だからといってこの場所にいつまでも留まっていたくはないんだけど、
 さて、どの方向に動こうか。
 もっと考えなければいけないような気もするし、どんなに考えたって動いてみないことには何もわからない気もするし。

 雪が降ったりやんだり。
 風の強いこと、強いこと。

 ちょっとしたきっかけで「暗く考えるところあり」だった今日、
 それについて書こうかな〜、前から書こうとしてたし・・・と思ったけれど、
 夕ごはんのあとにふと、『竜馬がゆく』(司馬遼太郎 文春文庫)を手に取り、とある場面を読んだら何だか浮上した。
「まったく、この子は・・・歯みがきしながらまで、本を読まんでもいいやろ」
 と母は呆れていたが、まあよくあることです。

 これまでにも何度も読んだことのある、大好きな場面。
『もう、だまっちょれ。ここからさきは、言葉などは無用の世界じゃ』
 可笑しい。
 こんなこと、言われてみたいなあ。いや、言うがわでもいいし。

 結局、「持つ者は持つことを」「持たざる者は持たないことを」武器にしていくしかないよなぁ。
 と、中学生の頃にマンガで読んだ言葉を、また思い出す。
 選べないものも、人生にはいろいろ、あるんだもんね。

「人生、なにごとも前向きに!」
 なんて言葉、素直に頷けやしない。
 落ち込んでひとりウジウジ考えるのって、必要だと思う。
 楽しいことが続いてるときじゃなくて、
 悩んだり、落ち込んでから這い上がろうとしてるときに、人間は成長するものだし。
 苦労もたぶん、したほうがいい。
 失敗したことのある人、悲しいことをたくさん知ってる人はステキだ。
 でも、苦労が顔に滲み出てる人のそばには、あんまりずっといたくないよね。
 笑える人のほうがかっこいいよね。
 そういうこと。


 日曜日にネットサーフィンしてて見つけた「週刊レビュー」というサイト。
 おもしろい。よくできてるなー、と思う。
 デザインがかっこいいし、点数化するってのが、奇抜ではないけどかなりポイント高いアイデア。
 面白い人に集まってもらって、何人かで(しかも非営利で)こういうことをやるの、楽しそうだなあ。やってみたい。

 新聞の下のほうに載ってる雑誌や新刊の広告みるの、好きです。
 今週号の「AERA」が面白そうだったので、帰りに本屋に寄って立ち読みしてみたが、実際はそうでもなかった。
 
 ゆうべは寝る前に、『なぜ仕事するの?』(松永真理 角川文庫)の一部分を読み返し。
 ちょっとドキリとした。
 木の葉がある日、はらりと落ちるように。。。かァ。

 最近では、ボブ・サップを見ると何だかもういたたまれない。
 消費されてる・・・という感じがして。ボブにはいいブレーン、ついてるのかなあ。





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