2日のホンジュラス戦は3-3、そして7日のレアル・マドリード戦は0-1で敗戦。このところ、サッカー日本代表の戦績は芳しくない。特に失点の多さから、フラットスリーの脆さや未熟さを指摘する論調も目立つ。 相手の形は、FWが日本のDFを引きつけている間に2列目から縦に飛び出す、あるいはサイドを深くえぐるというもの。頼みのオフサイドトラップも、研究されて思うように機能しない。こうした事実を見れば、DF陣の連携に問題があるように見える。 しかし、守備の破綻はDFだけの責任ではない。7日のレアル戦を見ると、相手の中盤の寄せは実に迅速で、日本選手のボールタッチが少しでも多くなるとたちまち取り囲んでボールを奪い取った。そして素早く前線の選手へ送り込んだ。お気づきだろうが、これは本来日本がとるべき戦法だ。しかし、先制点を奪われて前がかりになり、結果として中盤とDFの間が空くバランスの悪い形に陥った。 フラットスリーとは単に3人のDFが一列に並ぶだけでない。中盤の地道なプレスがあって初めて成立する戦術なのだという原点に、もう一度立ち返る必要がある。
きょうから首位攻防戦(5/10)
まず、先日コラムで触れた貴乃花について。休場を決めたようですが、先日コラムで触れたように、この判断は正しかったと思います。いくら貴乃花といえども、相撲が取れるようになってからの日数が短すぎます。もう1場所待てば、必ずいい状態で土俵に上がれるはずです。横綱にふさわしい相撲も期待できるでしょう。中途半端に復帰して、無様な姿をさらした挙句、引退などということにでもなったら目も当てられません。ここは辛抱のしどころです。 さて、プロ野球は今日から「首位攻防戦」。我が阪神タイガースが東京ドームで読売相手の3連戦に臨みます。私は今夜、この初戦を観に行って来ます。先発予想はエース・井川。楽しみです。
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