2002年01月11日(金) |
ボクシング感覚でサッカーを見ると… |
サッカーとボクシングは似ている、と私は思う。 ゴールを相手の体に見立てるなら、中央突破からの攻撃はストレート、サイド攻撃はフック、2列目からの飛び出しは死角から突然飛び込んでくるアッパーカットに相当する。大きなサイドチェンジは、左を見せておいての右といったフェイントになろうか。 単発のパンチだけではなくコンビネーションブローも大事な要素だ。相手に細かいジャブを見舞いつつ徐々にバランスを崩し、ここがチャンスと見るや一気にラッシュを仕掛けるしたたかさも必要だ。もちろん相手の攻撃をしのぐ巧みなディフェンスや、素早い攻守の切り替えも欠かせない。 気持ちの上では荒々しい闘争心を持ちつつ、冷静な判断力も失ってはならない。手数がどんなに多くても、相手の放ったラッキーパンチ一発で沈む事があるからだ。映画のタイトルではないが冷静と情熱の間をたゆたうような微妙なバランス感覚が求められるのである。 ボクシングになぞらえて、「今日は右の手数が少ない」とか「ここらで森島のアッパーが欲しいな」と言った具合にサッカーを見るのも結構楽しい。ぜひ一度お試しあれ。
いったいどれを放送しようか(1/11)
日本人のメジャー行きが続々と決まって、今一番頭を悩ませているのはNHKの編成担当者かもしれない。 メジャー契約の選手だけ挙げても、投手では野茂、石井、佐々木、小宮山、吉井、大家、それに自由契約中だが長谷川もいる。ここにマック鈴木や伊良部といった当初マイナー契約の選手が加わることも十分ある。野手もイチロー、新庄に加えて田口の計3人。さて一体どこの試合を優先して中継しようかと頭の痛いところだろう。今季、イチロー・新庄に割いた放送枠を削って他のカードに振り分けることになるのだろうが…。 もっとも、投手はドジャースとエクスポズに2人ずつ、長谷川も佐々木のいるマリナーズに決まりそうだというのが、せめてもの救いか。まぁ、日本人選手同士の対決だけは外せないでしょうけどね。
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