2002年01月09日(水) |
谷繁よ、キミの夢はその程度か |
ヤクルト・石井一久投手の大リーグ入りが確定した。石井はテロ事件の影響もあって一度はヤクルト残留を決めたが、「夢」をどうしても諦め切れなかったという。 大リーグに挑戦する選手の大半が、この「夢」という単語を口にする。単に生活の糧を得る「職業」ではないと言うのだ。事実、去年の新庄や今年メッツに入団した小宮山は、日本での好条件を蹴って大リーグ最低保証の金額で契約を交わしている。夢の実現の為なら条件は二の次という姿勢は、その是非はともかく清々しい印象を私に与える。 これに対し、横浜からFAでメジャーを目指した谷繁にはがっかりした。例えば現地での実技テストの際のコメント。「今の自分のベストは出せた」「バッティングも2ヶ月ぶりにしてはまあまあだった」。つまり「最高のコンディション」で臨んでいないのだ。これで手を挙げる球団が出ると思うのが甘い。なめている。また、もし本気でアメリカでプレーしたいなら、メジャーがムリだからといってスゴスゴ逃げ帰るのではなく、3Aなどで実績を積んで声をかけなかった球団を見返す道もあったはずだ。まぁ所詮彼の夢はその程度だったということか。
田口が来なくてホッとした(1/9)
オリックスからFA宣言していた田口が、セントルイス・カージナルスに入団することが決まった。阪神も最後まで選択肢に残っていたので阪神ファンの私としてはヤキモキしたが、いざ彼が来ないとなると、これでよかったという気もする。 来季阪神には片岡とアリアスが加わる。この上田口では、せっかく育ってきた生え抜きの若手の居場所がなくなるし、ファンとしても別のチームを応援するような心持ちになる。また、何だか金で選手をかき集める某球団と同じ体質になっていくようで、それもよろしくない。もちろん戦力的には欲しいに決まっているが、阪神ファンってやつは「強いから」「勝つから」応援するというだけではないのだ。 まぁここは少々の負け惜しみも込めてこう言おう。 「田口くん、キミが来なくてホッとしたよ」
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