2001年12月19日(水) |
卓球協会の負け犬根性 |
18日開幕した卓球の全日本選手権。この大会前に一悶着あった。日本卓球協会が「愛ちゃん」こと福原愛選手に限り、8強入りまで11試合の台を固定する措置を取ったからだ。 理由は彼女の人気。過去に報道陣が殺到して隣の台の選手が集中力を欠いてクレームが出たため、スペースの広い端の台を使わせる事にしたのだ。だがこの措置には問題がある。卓球のボールは空調装置が生むちょっとした風向きや台のコンディションなどで微妙に戦い方が変わる。同じ台で試合をすれば環境に慣れる事ができ、有利になる。更に端の台は4つあるのに1台に限定する事にも審判長が疑義を唱えた。だが、結局不公平なまま大会は始まった。 卓球協会にとって愛ちゃんは貴重な財産。ゲスな言い方をすれば金の成る木だ。本来なら他選手のクレームに対して、取材陣に競技を妨げないよう自重を求めるのが筋だが、そこは長年日陰者の悲哀を味わってきた卓球協会。やっと来てくれるようになったメディアの機嫌を損ねたくない。いわば今回の「特別扱い」は、協会に染み付いた負け犬根性の産物とも言えるが、結果的に過保護にされた愛ちゃんがますます孤立する危険性も孕んでいる。
片岡、来てくれぇ(12/19)
阪神新監督に就任したばかりの星野仙一氏が、早速きょうFAの片岡と会って入団を求めた。片岡は明日結論を出すそうだが、大砲不在の阪神には何としても欲しい人材だ。 それにしても、今オフの話題は阪神が独り占めだ。野村騒動の暗雲も、星野新監督就任ですっかり払拭された感さえある。この上田淵の久々のタテジマとくれば、来季の観客動員は1試合当たり1万人増などといった皮算用も現実味を帯びてくる。 だが、忘れてはいけない。このドタバタを招いたのは球団の無能な経営陣である事を。だが社長・オーナー始め、フロントには一切責任なしという見解を球団は発表している。来季儲かれば、美味しい所はこいつらが持っていくのかと思うとハラワタが煮えくり返るが、大学時代からのライバル・山本浩二との対決や、宿敵G球団の原新監督いじめは今から楽しみだ。でもホントは監督が主役になるようじゃダメ。やっぱり片岡…来てくれないかなぁ。
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