2001年11月26日(月) |
男子バレーの敗因は体格だけか |
バレーボールのワールドグランドチャンピオンズカップ2001が終わった。女子は3位と健闘したが、男子はアルゼンチンに1勝したのみで6ヵ国中5位に沈んだ。 敗因コメントを読むと、相変わらず「高さ」を要因に挙げている。だが本当にそうだろうか。代表メンバー12人の平均身長は194センチと過去に比べて高く2メートル超の選手も3人いる。セッター2人はともに190センチで自ら打つ力もある。こと「高さ」では世界との差は着実に縮まっている。第一、体格差だけが原因なら韓国戦惨敗の説明がつかない。 真の敗因は「戦略の乏しさ」にあると私は思う。特にクイックの極端な少なさは深刻だ。敗戦ゲームのスタッツを見ると一番差があるのはブロックポイントなので「高さ」が敗因と錯覚しがちだ。だが実はブロックに掛かりやすい高いトスでの攻撃が多いだけではないのか。例えばABクイックの決定率は高いのに、なぜこれをもっと使おうとしないのだろう。 体格差は遺伝子に由来する部分が大きい。これを言い訳にする限り日本バレーに未来はない。
福岡よ・・・(11/26)
J1最終戦で、横浜Fマリノスと東京ヴェルディの残留が決まり、アビスパ福岡のJ2降格が決まった。 ひいきの横浜の残留が決まってとりあえずホッとしたが、反面、アビスパサポーターの心情を思うと辛いものがある。 私は鹿児島・妻は宮崎の出身で、九州には人一倍思い入れがある。本来なら、横浜の次にJ1に残って欲しいと願うところだ。しかし、以前この項でも触れたように、終盤起きた残念な事件の事もあり、福岡には一度J2に落ちて再出発を期して欲しいと思っていた。だからこの結果は良かったのではないか。 思えば今年はダイエー・ホークスも終盤、近鉄ローズへの四球攻めでケチをつけた。本来は南海時代からホークスを応援していた私も、王が監督の間は決して応援するまいと誓った。そのホークスに寺原が入団する意志を固めたようだ。九州プロスポーツ界の暗い雲を彼の剛球は吹き飛ばす事ができるだろうか…。
|