2001年10月29日(月) |
サッカー界にも「ハマの大魔神」!? |
身長190センチ。新大魔神が「横浜」に出現した。野球ではない。サッカーの話である。 27日に行なわれたJリーグのヤマザキナビスコカップ決勝は、年間14位でJ1残留ガケッ淵の横浜Fマリノスが王者・ジュビロを破り、見事優勝した。ヒーローはPK戦で4本中3本を止める驚異的な活躍を見せたGK・榎本達也。渡英した川口能活の穴を埋めて余りある結果で、一躍その名をサッカーファンに知らしめた。 最初は明らかに緊張していた。飛び出しのタイミングもバックラインとのコンビネーションもしっくりいかない様子が見て取れた。無理もない。川口の陰に隠れ、5年間でわずか3試合の出場。それがいきなりの決勝戦なのだ。しかし、逆に言えばこれ程「おいしい」場はない。活躍すれば目立つ事この上ないのだ。その意味で彼はスターになりうる「強運」の持ち主だと私は思う。 だがその先は彼の力だ。あえて川口のいる横浜に入り、その練習方法を近くで見て、絶えず自分を磨いてきたからビッグチャンスをものにできたのだろう。この活躍は決して「奇跡」ではない。 機は熟した。22歳の「ハマの大魔神」の今後が楽しみだ。
冷やかしは失礼だ(10/29)
阪神は今秋のドラフトで、「自由競争枠」でトヨタ自動車の安藤優也投手を獲得する事を決めた。安藤は150キロ近い速球を持ち、11月に行なわれる野球のW杯のメンバーでもある。有望な新人の獲得が早くも決まった事は、阪神ファンの私としては喜ばしい。 だが、「あれ」は一体何だったのだ。阪神は当初、日南学園の寺原投手獲得を表明し、他球団に先駆けて本人と接触したではないか。なのにすぐにその方針を撤回し、別の選手に乗りかえる節操の無さは一体…。 おそらく初めから「冷やかし」のつもりだったに違いない。ただ、一度は名乗りを上げないとファンが納得しないから言ってみただけなのだ。姑息である。これはファンをナメ切っているだけでなく、相手に対しても失礼極まりない。ここ数年、ドラフトでは競争を避けて安全パイ狙いに行くのが不満ではあったが、だからといって、こういう見苦しい真似は絶対にやめて貰いたい。
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