24日の近鉄-西武は、中村のサヨナラ弾という劇的な幕切れ。近鉄のマジックは1となった。 でも私はあえて、打たれた松坂の事を書きたい。きのうは164球目をスタンドに運ばれて14敗目を喫した松坂だが、これまでの勝敗数を足すと29になる点に注目して欲しい。パでこれに次ぐのはミンチー(M)の26、セでは山本昌(D)の21が最高である。つまり松坂は、日本一チームの勝敗に関わっている投手なのだ。 「エース」の最大の条件は、フルシーズン、ローテーションの柱として働くことだと私は思う。勝敗の合計29という数字はチーム試合数の1/5に相当していて、この条件を十分に満たしている。シーズン終盤は、中3日を含めて松坂を軸にローテーションを回していて、このあたりにも東尾監督の信頼感の大きさが見て取れる。更に、完投12、投球回235.1という両リーグダントツの数字からも、簡単には交代させられない投手であることがわかる。 昨日の試合後、涙を流したという松坂。しかし、ダメだから打たれたのではない。最後までマウンドを任される信頼感あっての敗戦でもあるのだ。だから大輔よ泣くな、胸を張れ!
このまま、いつまでも・・・(9/25)
21日にローズについて書いたあと連休に入りました。そしてそれを更新する前に、やってくれました55号。 新聞記事によると、やはり54号を打ったあと「気持ちがおかしくなっていた」(25日付け・日経新聞)ということです。でもこれで多少は吹っ切れたでしょう。残り5試合でマジックも1となり、優勝に華を添える新記録の一発も期待されます。
白状すれば、九州出身の私は、3チームの中ではダイエーに一番思い入れがあったのですが、ここまでいいペナントレースを見せられてはどこが優勝しても文句の言いようがありません。きょう書いた松坂も、ローズも中村もその他の選手も、皆すばらしいドラマの立役者です。このままシーズンがいつまでも続いて欲しいような気分になったのは、あの10.19の時以来です。
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