2001年09月14日(金) |
飲酒運転の巨人選手に厳正な処分を |
巨人の元木大介内野手と高橋由伸外野手の2人が、7月に都内で飲酒運転をしたとして、警視庁から厳重注意を受けた。写真週刊誌の報道に基づき、警視庁が飲食店などの裏付け捜査をして事実確認したという。 巨人では5月にも岡島投手が酒気帯び運転で警視庁から厳重注意を受けている。飲酒運転による事故が社会問題となり、罰則強化の議論も高まる中、過ちを繰り返す巨人選手・・・これは、当事者個人の問題にとどまらない。岡島事件の際、球団がきちんと「教育」を施しておけば、再発は防げたはずだ。にも関わらず球団は今回も「(既に)厳重注意している」と、これで幕引きと言わんばかりのコメント。事件後も2人は試合に出続けているが、プロ野球の社会的影響力や同一球団内での再発である点を重く見るなら、実際に事故を起こしたのと同等の処分が課せられてしかるべきではないか。 「首位争いの最中だから」「人気選手だから」ということで球団が処分を甘くしているのだとしたら、もはやリーグ会長やコミッショナーに指導力を発揮して頂くしかない。実際に事故が起き、誰かが命を落としてからでは遅いのだから。
こんな時だからこそスポーツを(9/14)
中止されていた大リーグが、17日から再開されるという。11日からの中止分も、シーズン期間を延長して全て実施される。 悲惨なテロ。ニューヨーク市民にとっても、選手たちにとっても。スポーツどころではないかも知れない。しかしこんな時だからこそ、シーズンを全うすることが大切だと私は思う。 思い出して欲しい。阪神大震災の時、神戸製鋼のラグビーチームが、そして「がんばろうKOBE」のスローガンを袖口に縫いこんで優勝したブルーウェーブの選手たちが、被災者にどれだけ生きる力を与えたことか。 悲しみに打ちひしがれるニューヨーク市民のために、大リーガーたち・・・とりわけ地元のヤンキースとメッツの選手たちには「戦い続ける義務」がある。エンターテイナーは、他人を楽しませるために陰で血のにじむような努力をする。辛さを決して表に出さない事に、彼らのプロフェッショナルとしてのプライドがある。
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