とてもとても感謝をしたい日がある。 それは年に何回か訪れる特別な日のうちの一日。 思い出さない日はないくらい、 私にとって特別で大切な人。 小さい私は愛してる気持ちを どう表現していいのか分からず ただひたすらに求めた。 夕飯の仕度はかたときも離れなかった。 優しい味の料理が幸せだった。 働いてる姿が格好良かった。 友達にも見せびらかすほど誇りだった。 世間がもたらす事実に心を痛め、 自分の血を嫌った事もあった。 その痛みは同時に自分の一番大切な人を 否定する事になるのだと、さらに心を痛め 泣いても泣いても涙のかれない日もあった。 いつでも太陽のような笑顔と優しさをくれる その姿に焦がれて焦がれて、 私は少しずつ強くなっていった。 思い通りの私ではないでしょう。 それでもかけがえのない出会いをして かけがえのない道を必死で歩いている。 いつだってその姿に恥じる自分であっては いけないと、立派ではない私は ただそれだけを自分に言い聞かせ生きている。 こんな日はあなたに会いたくなる。 こんな日だからこそ花束を持ってありがとうと あなたに会いたくなる。 今日をくれて、ありがとう。
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