快賊日記「funnyface」

2006年03月28日(火) オーバーソウル。

いくつも春を迎え何度見ても桜にため息をつく。
桜並木を歩いて仰いで心は癒されていく。
どれだけの年月を重ねてそこに存在するのだろう。
どれくらいの人間を優しく包んで来たんだろう。
人の手で、建物は建てられ壊される。
戦争で、時に天災で。何度も繰り返し作っては
壊され、当然のように建て直される。
それでも自然はそこに変わらず存在しているというのに。
自然の息吹は永久を感じさせるほどにそこにある。
限りを知っている人間には到底及ばない生命力。
桜を仰ぎその上に青を知る。
迷っている暇も戸惑っている暇も無い。
嘘をついている暇だってそれこそない。
求める事に精一杯。それだけの為だけに生きるので
精一杯。無駄はいらない。
そうでなければたどり着けない熱がある。
押さえられない衝動を情熱と呼ぶのだろう。


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