いつからか歳を重ねるのが怖くなりました。 それは若くいたいとか、子供のままでいたいとか そういうのとは違う所の気持ちで。 私が歳を重ねれば当然親もそうなので。 命の限りは、病気や不慮の事故をのぞけば 当たり前に歳を重ねたものから尽きていくもの。 私にとって誰より大切な存在を失う覚悟が 私にはまだ出来ていない。 今すぐどうなるわけではないけど、いつまでも そこに存在しててくれるものではない事くらい、 知っている。確実に自分より先に逝くのだろう。 でももし叶うならそれを見たくないと思ってしまう。 それを見るくらいなら自分が先に逝ってしまいたいと さえ思ってしまう。愚かな考えてと分かっていても。 子は親を乗り越えて行くものだと、遠い昔に理解できて いる事も受け入れる事が出来ないほど幼稚な心は、 今はまだ上手くコントロール出来ない様で。 もしかしたら本当に甘ったれすぎるのかもしれない。 ちょっと困るくらいに子供過ぎるのかも。 ただの執着なのかもしれない。 だとしても、こんなに深く深く愛せる程の愛をくれた あの人たちは、やっぱり永遠に私の全てだと思う。 何かを返したいなんて本当にまだまだ難しいのだけれど、 もう少しもう少し待っていて下さい。 かけがえの無い大切な日に、改めて心を引き締める。 今年はその人の好きな王さんが優勝を決めためでたい日と 重なって。嬉しい私は電話越しにおめでとうを二回言った。
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