快賊日記「funnyface」

2006年03月05日(日) 雪月花

悪戯に、移ろい易い人の心も
留まる所を知っている。
幾千年の時を重ねても
誰もが感嘆の声をあげてしまう存在が
そこに永遠の姿を降らせる、積もらせる。
焦がれる時代も、そこに失ったよすがも
時代のうねりを共に分かつように
時に咲き誇り、時に覆い隠し、
時に鏡のように映し出す。
共に土に還る事を思えば、怖くない寂しくない。
土に還るこの身を沈めてなお生きる、
その永遠の命を感じる事が出来るならば、
ここに自分の証がなくなったとて
恐れるものは何もないはず。
見上げるそこにこの世界の全ては存在する。


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