快賊日記「funnyface」

2005年06月07日(火) 天。

どうやったらこの声は届くのだろう。
遠くへ行ってしまった人へ届けるには
どのくらいの声で叫べばいいのだろう。
いつだって忘れてはいない。
忙しいから別の事を考えるだけで。
ふとした時に必ず思い出す出来事がある。
それは大事な事であり、もうどうでもいいと
投げ出してしまいたくなるような事でもある。
背負ったものは自分が思ったよりも
もっと大切で大変で。逃げたい思いではないけれど、
同じ日がくれば心をさらっていく。
会いたい人がいる。懺悔をして許されたいわけではない。
それでも謝って、そして出来るならやり直しをしたい
空白の長い時間がある。
一人で声を殺して泣いた後、私は明日の為だけの
自分になる。本当は何度も浮かぶ思いがあって
浮かぶ人がいるけれど。それは今日だけにすると誓う。
そうして明日になればもう違う自分になる。
もう会えないその人の為、誰かの為に生きようと
同じ日にもう一度誓う。そして、真っ白な一日が終わる。


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