愛する人の悲しみはとてもこたえます。 自分のならどうにかなる。わりと?いや、かなり 打たれ強く気も強いので、どうにか乗り越えられるから。 でも大切な人が悲しいのはどうにもならない。 代わってあげる事も出来なきゃ、その悲しみ全てを 理解する事も出来ない。でくの坊のようにつったって。 涙が止まるのをひたすら待つだけ。 言葉だって何をどんな風にどんな形でかけてあげればいいのか。 空回りして話せば話す程愚にもつかない事ばかりで。 語るに落ちるなんて。嗚呼、そんなつもりじゃないのに その悲しみを取り除きたいという思いだけで突っ走るから この言葉こそがまた泣かす。 どうか。どうか悲しまないで。それしか頭になくて。 もう一生分の涙を流したら、もう一生泣かないで欲しいなんて。 勝手なことばかり考える。私にとって最大の武器であり最大の弱点 でもあるもの。だから笑ってくれたり怒ってくれたりする時は とても幸せで。悲しみにくれてる姿には目を閉じたくなる。 それなのに。ありがとうと笑うから。何も出来ない私に向かって もう大丈夫だとまるでひまわりの花のように笑うから。 私の方が泣きたくなって。私の方が救われてしまって。 やっぱりいつだって敵わないと思うんだ。 愛する人だけが。愛してくれる人だけが私を生かす。 その人だけが私が生きている事に理由をくれる。 私はいつだってその笑顔に救われる。 悲しみを乗り越えた彼女の笑顔がとっても綺麗だったから、 私は思わずつられて笑って泣いた。 それは、明日からもう少し頑張ろうと心に決めた日の出来事。
|