快賊日記「funnyface」

2003年05月26日(月) 再生

人の歴史を紐解いてみれば、いつでもそこに闘いが刻まれている。
そうして人の歴史の上に成り立っているのは今では国であったり
昔では生そのものであったり。人は歴史と共にある。
否、すべての事柄はこの地球上の歴史の上に存在する。
それはこの世のすべて。この目では決して見る事の出来ない
宇宙のそれも時を刻んで存在しているのだろう。
遙か昔を思う時、その歴史に心は騒ぐ。
本を読みその時、を知る。もちろん全ては知り得ない。
でもどうにかしてその時に思いを馳せる。
例えば日本の歴史を見てみても、それはもう長く深く。
物語にしてしまえば夢のような出来事に変わったりもするけど、
その日その時彼らは本当に存在したわけで。
人の歴史・動物の歴史・芸術の歴史・建造物の歴史。
私はそういった時の流れを感じるのがとても好き。
その昔には決して戻れないし真実はそれこそ長い歴史の時の
隙間に埋もれてしまっているのだけれど。
だからこそそういうのをあれこれと想像するのが楽しい。
今この現代に生きてる自分にも自分の歴史があって。
それはとても大切な足跡。きっととてつもなく小さいから、
私という人間がいなくなれば自然に風化していくだろう。
そうやって小さいけど確実に歩んだ歴史が数々ある訳で。
だけど、きっといつかそれも遠い未来に今の事を振りかえる
人がいれば、大切なかけがえのないものになるはず。
私はいつかタイムマシーンを手に入れて、恐竜を見てルネサンスに
触れて侍に会ってビートルズを堪能して…それから、きっと
見ることのない未来の歴史さえも欲張って帰って来るのだ。
時は刻み続ける。巻き戻しも早送りもなく。いつか私も過ぎた時に
なる。そうやって歴史はつもって行く。この星に。


 < 過去  INDEX  未来 >


快賊船 [HOMEPAGE]

My追加