快賊日記「funnyface」

2001年11月18日(日) そして僕らは永遠を知る

「受け入れられるのか…?」これが「EVER GREEN」をうち立てようと
した時の素直な感想。だってLoveStoryなんて…TVや映画なら
いけるかもしれない。でも舞台でのそれはどうなんだろう?
あまり見かけない…かな?よく物語の中に組み込まれてるのは見かける。
でもうちは堂々と大々的にLoveStoryと言ってしまったりした。
ただ不安の中に自信はもちろん、あった。チープな話にするつもりも
なるはずも毛頭なかった。舞台だからって好きだどうだと絶叫するような
事は当然願い下げだし、ましてや不自然にドロドロするなんて
もってのほか。そんなの見た日にゃ、もっと純粋に人を好きになろうよ
とか思う。だからうちのLoveStoryはかなりさわやか。
まるで古い外国の青春映画を見ているように。得てして、そんな感想を頂いた
覚えがある。そう、そんな感想が貰えるほど舞台は大成功だった。
終わった時、信じてやって良かったと思った。信じてやったから、恥ずかしい
台詞も照れずに言えたし、くさい台詞も心から言えた。
うちらが信じたもの…それは見てくれる人達の、人であるがゆえの愛だった
りする。この話はLoveStoryだったけど、人と人だけではなく、
人と地球の繋がり…つまり快賊のくせにエコロジカルな話だった訳で…
ちょっといい格好しぃの台詞もこの地球が愛しいと思えば、熱弁さながら
に訴えちゃったし、大事にも思えた。そして言った先からまた愛しさが
深まって…。毎日何となしに生きてるけど、感じてはいる環境問題。
耳にする環境破壊の数々…今日もどっかで無駄な殺し合いに血を吸い続ける
大地。青という色を忘れた真っ黒な海、そこで息も絶え絶えに呼吸する
魚と羽を重くする鳥たち…本当は皆少しは分かってる。大事なものも、
そこにある不安も、目を覆いたくなる悲劇も…。
だから自信があった。男女のすれ違う恋…でも決してメロドラマじゃ
なくて、一生懸命相手を思って恋してる純粋な心に共感してくれる心と、
真剣に地球の行く末を憂いて、自らをその地球に捧げようとする一人の人間の
心の強さに心うたれてくれる事。自信があったのは人の優しい気持ちに。
そしてそれは当たった。たくさん涙を流して、少しエコロジカルな気分に
なって、明日からゴミの分別きちんとやろうとか、もう少し真剣に
環境問題を考えようとか、そう思ってくれただけでかなりOK。
毎日考えられなくても、時と共に気持ちが薄れても、心にきっと刻まれたはず。
そう思えれば、うちらの意味があるってもの。宇宙の中の数ある惑星の
中で地球というこの星に命が生まれた事は、この世の神秘だとか…
ちょっとよく分からない話だけど、でも太陽系の惑星の中でただ一つ
青く輝いてる地球を見るとどの星より綺麗だと思えてしまうし、
その地球に生きてる事は結構素晴らしいんじゃないかと思えてしまう。
だって楽しい事や嬉しい事、好きな物たくさんあるから。
それだけでもう十分。じゃ、地球に愛し愛されてる人間として、次は人間の
プラスの源「笑顔」を増やしに行こうか?笑顔といえば、やっぱ笑いでしょ?
そうしてうちらの船はちょっぴり速度を上げて、4thLive「野良」へと
舵を取ったのです。今回のお宝はもちろん最高の笑顔!…ってか、爆笑の渦!?
何はともあれ…水しぶきをあげて、船は快調に進んで行くのでした…。


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