�蠧�記
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お母さん、私にはわからなかった。愛する人を失うことを。 お母さん。貴女の面影。彼女の面影。
お母さん、どうして私は貴女から離れてしまったのだろう? 貴女を知ることはできるのだろうか?もはや無理なのだろうか?
どうすれば良かったのだろうか?
私は貴女とは違う。貴女は素敵な女性だった。 私は貴女が幸せな義母だったことを思い出す。 私は貴女のあの幸せは、私の功績の部分もあったと 自負していたんだ。これは思い上がりね。でも私にも良いところはあったのよ。 私は悪女にはなれなかった。 私は貴女と違う母親になる必要はなかった。 貴女の娘であり続けたかった。でも貴女は私を離れてしまった。 そうだ。貴女が去ったから私は一人になった。 貴女が望まなければ私は生まれなかったよね。 私は馬鹿な貴女の娘だから、馬鹿なりに貴女を愛している。 私はどうしていけば良いのだろう? 私は幸せは望めない。 でも幸せを望まなくては。愛や幸せ。 壊れかけている私は、これからどうしたら良いのだろう?
お母さん、怖いの。ごはん食べるのもお薬打つのも怖いの。 もうあと何十年生きても回復はしない。 踏切は趣味じゃないけど、何を趣味にしたらいいの?
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