「読みものは寝っ転がって読む」が基本の衛澤ですご機嫌よう。読みものは楽な姿勢で読めてこそです。
私の母は、随分以前から別に住んでいるのですが、ときどき連絡を寄越して、私に食べものを分けてくれます。
その理由というのが、自作料理の場合は「沢山つくった(できてしまった)から」なのですが、その場合は私が一部引き受けることを前提に全体量を推し量ってつくっているという面も多分にあります。
つまり離れて住んでいる私の分も「込み」でつくってくれている訳です。大変有難い。
買ってきた(出来合いの)ものをくれる場合の理由は、大抵「おいしくないから」です。
それだけならば何と言うことはないのですが、くれるときにいつもきちんと理由を添えてくれるのです。
「これ、おいしくないからあげる」と。
悪意がないのがよく判っていますから、余計に気持ちはビミョーな感じになります。
決して「要らない」と言わない私も私なのですけどね。事実、理由は何であれいつもとても有難いので。
「おいしくない」が即ち「まずい」ではないということを私は知っていますし、うまいまずいを言っている場合ではない生活をしていますからね。
「食える」ということは大変有難いことであります。
【告知】
DIVERSITY STUDIESで今月からコラムの連載がはじまりました。
もう直ぐ第2回の配信があると思います。よろしければご一読ください。