衛澤のどーでもよさげ。
2016年04月02日(土) さくら。

運動不足が祟って伸びをした弾みに二分間ほどもふくらはぎがつり続けて悶絶躃地している衛澤です御機嫌よう。

本日は気温も高くお天気もよろしく、開花状況を調べてみるとほぼ満開と日和も大変よろしいので、原付単車に乗って桜を見に行きました。
国道24号から府道64号をずっと辿って、紀州街道を走ります。

途中、雄ノ山峠という、「出る」と評判の峠を越えていきます。和歌山県から大阪府へはどのルートを辿っても何れかの峠を越えなければならないのですが、中でも雄ノ山峠は割りと難しい道です。「ぎゅいーん」という感じの急なカーブが幾つも連なった、「ぐいーん」という感じの急勾配を幾つも登ったり下ったり(語彙貧乏)、左右上下に揺さぶられながら幅員の狭い道を対向車と崖に冷や冷やしながら走ります。

陽が落ちると街灯がほとんどないので「出る/出ない」にかかわらず怖い道です。つーか、崖から落ちたり山腹に激突したりしないように気を付けるのが精一杯でオバケとかユーレイとか出てきても気にしている場合じゃありません。

峠の部分以外は、狭いですが普段は車通りも人通りも少ない道なので、楽に走れます。
行った先は和歌山市のお隣、大阪府の端っこ(失礼)阪南市の隅っこ(失礼)です。桜が沢山咲いているポイントがあります。



道沿いに、こんな風に桜が立ち並んでいます。ここは紀州街道、世界遺産熊野古道に続く道です。今日はお天気もよろしくレジャー日和でありましたので、ハイキングの人もお花見の人も大勢歩いてらっしゃいました。
この辺りはですね、Googleストリートビューでご覧頂くと、丁度桜の季節の風景が見られるんです。或る場所へ行くためにルーティングしている最中にこれを見る機会がありまして、とてもきれいだったので季節が来たらきっと行ってみようと心づもりしていたのでした。



本日は大変お日和もよろしく、桜も空もきれいです。



鉄道駅構内。桜のトンネルを特急列車が走ってきます。
この特急はくろしお号。南紀白浜に向かう列車です。和歌山県の海沿いをずっと走る列車ですが、北は新大阪や京都まで行くので、他地方のみなさまは観光の際にぜひご利用ください。



桜とおじさん。浮かれて自撮りしたり。
普段は顔出しで活動したりもしていますので素顔が出ても別に構わないんですが、自分の写真に目線を入れるのがとても好きなんです。



ここはJR山中渓駅。
道沿いの写真以外はすべてこの駅構内で撮ったものです。桜の駅です。ほんとうに山の中にある駅で、電車でしか通過したことがなかった頃は「こんなところにも人が住んでるんだなあ」とかちょっと失礼なことも思ったりしていましたが、この辺りでは毎年桜祭りが行なわれていて、例年盛況だそうです。
今年の桜祭りは明日4月3日。天気予報がちょっと怪しくて心配です。

開花状況は本日の時点で八分咲きくらいでしょうか。そろそろ見頃です。
実は私は植物にはとんと関心がなく、薔薇も菖蒲もマグノリアも全部「花」だし、西瓜もほうれん草もじゃがいもも全部「野菜」だし、あまり区別がついていません。少し前までは大葉(しそ)もレタスも松葉も全部「葉っぱ」でした。

そんな私でも桜は、桜だけはとても好きでとても特別な気がしています。毎年桜が咲くとうれしくて、散り際にはとても切なくなります。桜が舞う夕風の頃は、何をどうしていいか判らなくなるくらいに。
その特別さというのは、やはり桜の樹の下の一つ一つには屍体が埋まっているせいなのかしらんと思ったりしています。誰か知らんけど埋めてくれた人と埋まってくれた屍体のみなさん有難う。お陰さまで今年も桜はきれいに咲いています。


エンピツユニオン


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