衛澤のどーでもよさげ。
2009年12月17日(木) 近頃。

新しくつくったPCのケースに付いている動作ランプの青色LEDがやたら眩しくてPC電源を落とし忘れて寝ることがなくなった衛澤です。
今日もぽつぽつと短い話題を幾つか。行けゴー。

■打楽器
打楽器がとても好きです。和太鼓、ティンパニー、マリンバ、カウベル、叩いて鳴らすものは大抵好きです。中でもビブラスラップという楽器が好きで、あんまり好き過ぎて購入してしまいました。
ビブラスラップ、御存知ですか? 北島三郎氏の名曲「与作」やドラマ「水戸黄門」メインテーマ「ああ人生に涙あり」の決めどころに、口で言い表せない音で鳴る「あの」楽器です。
大好きな楽器ですが、実際に鳴らしてみると、案外鳴る音が大きいです。自宅で頻繁に鳴らしていいものではなさそうです。演奏の仕方を教えてくださる方&演奏の場を提供してくださる方募集中。四十の手習い。

■コーヒー
ここ暫くどのコーヒーを飲んでも旨くありません。自分で淹れたインスタントコーヒーから友人に淹れて貰うインスタントコーヒーまで。……あれ、幅が狭い感じがする……コンビニエンスストアで購入できる缶コーヒーやチルドカップ入りのコーヒーを経由して、です。
どれを飲んでも旨く感じないのは、私の周囲で販売されているコーヒーが悉くまずいからという訳ではなく、私の身体がコーヒーを旨いと感じない体質にでもなったかのような。もしかしたら主治医に処方して貰っている薬の中に、コーヒーにとっての、酒に対するシアナミドみたいなものが入っているんだろか。
飲んでもあんまり旨くないので、好んで飲まなくなりました。五年くらい前までは一日六〜七杯くらい飲んでたものですが。でも書きものをしているときに水分を沢山摂る習慣はいまも変わりなく、自宅だと水かお茶や生姜湯を、外部オフィスだとお茶やメロンソーダその他炭酸飲料をよく飲みます。
でもドーナツ専門店のカフェオレやコーヒー専門店の本日の云々はやっぱり旨かったりするんだな。
あと余談ですが、タイランドに行った際は「coffee」を「コーヒー」と発音しないように注意しましょう。「カフェー」と発音するとよいです。

■文具・事務機
文具・事務機の類いが大好きで、ものによっては必要がなくてもほしくなったり買ってしまったりすることもしばしばあります。「御用の際はお呼びください」の三角札とか「検収済み」の判コとか、一人事務所の我が家にはどう考えても必要ありません。でも見るとほしくなって大抵手に取ります。
「掃除中です。しばらくおまちください」の立て看板とか、B4版までOKのカードラミネーターとか、そんなの絶対使わないから! それが判っていてもほしいものはほしい。
このような折りに私は学ぶのです。「ほしい」ということと「必要である」ということと「購入可能である」ということは、それぞれ別の、違うことなのだ、と。
でも文具・事務機って愉しいよねー。私の懐に金銭と空間と健康があり余っているなら、B全版までOKのコピー・スキャナ・FAX複合レーザープリンタとかオフィス用オフセット印刷・製本機とか、脊髄反射の勢いで買っちゃうところです。あと「冷やし中華はじめました」の幟。ぜひほしい。

■性同一性障碍
ここ一〇年ほどの間に「性同一性障碍」という言葉は巷に広がり、その語の意味まではともかく、これを聞いたことがある人の方が、聞いたことがない人の数をそろそろ上まわろうとしているんではないでしょうか。当事者の中にも「『性同一性障碍』という言葉が世間に出まわった頃」が「ものごころついた頃」と等号で結ばれてしまう若い人たちが現れていると言います。隔世の感ですな。
一〇年ほどの間に国内での治療がはじまり、頓挫し、戸籍上の性別を訂正できる法律ができたり、私個人のことを言えば「性同一性障碍」を主題に据えた小説を書くよう依頼されて書いたり(後のことにその小説は要らないものだったと判りましたが)、治療のために海外へ渡ったり、いろいろありました。
地元に性同一性障碍当事者をはじめとするセクシャルマイノリティのための自助グループをつくって、早くも満五年、六年めに入りました。ようやく「グループ」として稼働して、軌道に乗ろうかというところです。
今後も性同一性障碍及びほかのセクシャルマイノリティについての情報を仕入れて仕分けて求める人に提供してゆかねばなりません。そうは思っています。思ってはいるんですが、その方面のアンテナが、かなり鈍くなってきています。
要は、私自身の「性同一性障碍」についての興味が薄れてきているのです。自分がその当事者であるということも特に意識しなければ感じずにいられる日々を有難くも過ごさせて頂いているためかそれとも気持ちがたるんでいるためか、使命感とか義務感とか、そういうものの嵩が目減りしてきています。それでね、思うんです。そろそろ隠居かなー、業界じゃ年寄りかなー、と。

■自腹本
もともと遅筆で、それなのに締切を前倒しして納稿しないと気が気でない私ですが、それでも何とかやってきました。中には「こんなんで済まん!」と内心絶叫しつつ納めたやっつけ原稿もありましたが、そんなものでも編集側や或るいは読者さんから高評価を頂くこともありました(むしろ練りに練って仕上げたものよりそういうものの方が評価が高かったりする。ちょっと落ち込む原因にもなるが)。
そんなこんなでやってきて、最近ちょっと同人ベースでの出版に意識が傾いています。体調と相談しつつではありますが。
意識が向いている分野の業界をフィールドワークしていますと、みなさん大変な勢いで執筆&出版&イベント参加してらっしゃいます。毎月とか隔月とか、そんなペースでイベント参加して年に七冊も八冊も本を出して(つまり書いて書き上げて納稿して)……その気力と体力は何処から調達してらっしゃるのか、ぜひ知りたい。
もしや私などが二〇代の頃まで無意識にやっていた「字面だけで自動妄想→自動的にストーリイライン構築→細部設定(愉しい作業)→書き出しと結び成立(仮)→コンテ作業→執筆→修正→……」という一連の流れを年に何回も繰り返しておられるのか……それはもう「若さ」としか言いようが。
何かと疲れやすいこの頃を過ごしている私ですが、あわよくば大阪で行われるイベントに出品してやりたいなどと夢見がちな心で思っています。思うだけならタダだしな!(持病のため人混みに入ると目がまわるのでイベント会場にはいられません)

■本日の所要時間
三時間+入浴時間(湯舟の中で草稿をつくったので)

■今日見つけた名言
「私たちが愛する人々の幸福を願うのは当然である。だが自分たちの幸福を捨ててまで、これを願うべきではない」
(バートランド・ラッセル/英国/論理学者・数学者・哲学者)


エンピツユニオン


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