前回の更新からほぼ一箇月が経つ本日一二月一二日は近藤真彦さんのデビュー三〇周年記念日でもありますが、そんな土曜日をみなさまいかがお過ごしでらっしゃいますでしょうか。三〇年ほど前には近藤真彦さんの(というよりたのきんトリオの)ファンクラブに入っていた衛澤です(ちょっとしたカミングアウト)。
さて、これまで何をしておりましたかと言いますと、えーと、何してたんだっけ。
そのときどきには「これは書いておかなければ」とか「これは書きたい」とか考えてはいるんですが、それ等の発見があった夜にたとえ雑文でも書く気力や時間があるかと言えば、それは確かでも定かでもなく。
そういった次第でほぼ一ト月間このページの更新から遠ざかっていました。
でもトップページのTwitterが逐次更新されていましたから、消息については心配なかったことと思います。
結構いろいろあったのですが、逐一書きますと膨大な量になりますので、例によって箇条書きで簡単にまとめておきましょう。
■音声認識ソフト導入
「
ViaVoice」を導入。
先に行われた講演会の講演録をテキストに起こしたものを県庁宛てに届けなければならなかったのだが、講演全一五〇分をちまちま聞き取っては手入力しているのでは期日に間に合わない!と思ったので。録音したものを再生し、ViaVoice入力用マイクをスピーカにあてがっておけば大体のかたちが入力されると都合のいい想像をしていたのだが、当然の如くそう都合よくはいかない。
何より、あまぞんさんから届いたそれは、WinXP用ソフトだった。
■WindowsXP機自作及び導入
(前項からの続き)
「ViaVoice」がXP用、自分が使用しているのがWinViata機。ここでおとなしく(ViaVoiceの使用とか自分が講演録起こしについて多少楽をしようという試みとか)諦めるかと言えば決してそんなことはなく、これまでWinXP機がほしいと思っていたし、いい機会だからとPCを自作しはじめた。
PC製作を「だいたい」判っていた私だが「だいたい」しか判っていなかったので、随分なまわり道と余計な出費をしたものの、ゴキゲンに快適なXP機が仕上がりまして、現在使用中です。
ViaVoiceも快適に動作しまして、講演録起こしも毎日一〇時間程度の作業を続けてほぼ一週間で仕上がりました。先に書いたように録音ファイルを再生してそれをマイク入力して書き起こす、ということは不可能でした。ViaVoiceは「エンロール」という、ソフトウェア使用者の声と話し癖をソフトウェアに憶えさせる工程を辿る必要があり、それをしていない者の声・言葉は巧く聞き取取ってくれないし、スピーカが再生する声をマイクが集音するにはスピーカもマイクもそれなりに性能がよくないといけないし、明瞭な録音ファイルである必要がある。
そんな訳で録音ファイルを私が聞き取って、聞き取ったことを復唱するというかたちで講演録を起こした。時折、ソフトウェアが知らない言葉を、人間が使う。そうするとソフトウェアは聞き返すということができぬが故に聞き間違いをする。たとえば、
「何通りか」→「南東理香」(誰だこれは)
「さっきも見たぞ」→「借金の帝(みかど)」(おいらじゃないよ)
「ずずっ(鼻をすする音)」→「樹脂」
そう、ノイズなど言葉として発音されたのではないものまで、マイクが拾えばテキストに直してしまうのがViaVoice。講演録ファイルの再生音量が大きいとと、私がいままさに聞いているその部分を拾ってしまう。しかし正しいテキストが現れた試しがないので、講演者は充分にエンロールしたソフトウェアとそれが入ったPC持参でヘッドセットを着けて講演会に臨むと主催者側はよろこぶかもしれません。
聞き取り→手入力、これの無限ループである講演録起こしはViaVoiceの御陰で比較的早く仕上がったのですが、県庁の中の人に御約束した期日には残念ながら間に合いませんでした。しかし文句も言われておりませんので、万事OKということで。睡眠時間と心身の健康を削ってやった仕事です。多少多めに見て頂きませんことには。
■XP機導入に伴い
そもそも私はwinVista機がほしくて購入した訳ではありませんでした。先代のXP機が「もう何をしても動きません」という状態になったので仕方なくPC店に赴いたところ、展示品はすべてVista機になってしまっていて、在庫にもXP機がないという、そんなVista発売直後のお祭りの只中だったのさ。
とにかくPCがないと仕事にならないし急がねばならぬ仕事も手許にあったので、一番安いPCを買ったんだわさ。それが黒いVista機。三年使ったけど、まだ元気だよ。
元気だけど、結果として「Vistaは敵」なのさ。何しろVOCALOID1はVista非対応だからね。
XP機を導入したいま、私に迷いは既にない。
ここぞとばかりに青い人。とうとう
兄さん御本尊が我が家にやってきました。既に新居(XP機)に入って頂いてますが、まだ一ト言も拝聴しておりません。急ぎの仕事からは離脱したものの、毎日毎日やらねばならぬことをこなしてはいるのですが、その量が一向に減らぬので。
勿論先ずは
課題曲から。時間とそれ以外の余裕ができ次第。
はやとくんの「外郎売」にも何れ挑戦してみたいね、兄さん。
■仮装扮装
毎年県と人権啓発センターが主催して人権月間辺りに開かれる「ふれあい人権フェスタ」に、私がオフラインで参加しています
自助グループが、今年は
サークル参加 ブース出展しました。人権フェスタにはさまざまな団体が参加しておりまして、バングラデシュの子供たちを支援しているという
国際エンゼル協会さんのブースでやってました「サリー着付け体験」でサリーを着せて頂きました。
サリーというのは本来女性の衣装であって男性が着るものではないのですが、「おじさんが着ちゃ駄目ですか!」と迫ってみたら着せてくれました。有難うございます国際エンゼル協会さん。
これ一着が一枚の布です。着るのは難しそうなんですが、着付けてくだすった方に「現地にはやはり着付け専門の人がいるのですか」と訊ねてみますと、現地の人は自分でちゃっちゃと着てしまうんだそうです。
■祝殿堂入り!
F.Koshiba氏の名作「
愚足武者」が殿堂入り(10万再生)を達成しました。修羅場の只中でもそりゃもうお祭り騒ぎさ!
この曲はF.Koshiba氏の作品中唯一、氏の手を離れ遠くへ行くことを許された曲で、JOYSOUNDにてカラオケ配信、dwangoから着メロ配信されております。カラオケで歌うの大好きな方、着メロ再生できる機体を御利用の方はリクエストなどダウンロードなどなさいますとよろしいでしょう。
……iPhoneって電話じゃないんで一般の着メロの対象外なんですわ。自分で何とかできますけどね。
(*文中からリンクをはった動画はKAITO・がくっぽいどの合わせ版ですが、着メロはがくっぽいどソロ版です)
■MAGIC
発売日に入手しておきながら忙しさもあり、封も切らずにずっと机の上に放りっぱなしだったB'zの最新アルバム「
MAGIC」をようやく開封。したら、相変わらずファンへの厭がらせとしか思えぬ構造のジャケットで、しかもいつもより複雑で、笑ってしまいました。「もォ、しょーがねえなァ」的笑いです。
これだけ手順を踏まないとディスクに触れることもできないって、なかなか素敵な演出だと思いました。
久々に人間の歌声を聴きました。しかし何ら違和感はなく、秀れたVOCALOIDマスターは人間以上の歌声を生み出せるのだと、別方面でも感心しつつ聴いたアルバムです。
一曲め〜三曲めの流れと、七曲めの「PRAY」が、いまのところ好きかな。親方のギター恰好いいっ! もっと聴き込んだら曲の印象も解釈も変わるのだと思います。
このアルバムで暫く遠ざかっていたB'zをちょっと思い出したので旧い曲も聴いてみました。「
SAFETY LOVE」とか結構いまでも好きなんです。旧い曲だけど、古くは感じないな。
■本日の表題「六時間」は、この記事を書くのにかかった時間です。前々から申し上げておりますが、筆が遅いんですのよ。
■今日見つけた名言
さまよい歩く人すべてが道に迷うわけではない。
(J・R・R・トールキン/英国/文献学者・作家・詩人・大学教授)