理髪店に行ってきました。よく考えると前回散髪したのはドラマ「のだめカンタービレ」の撮影にエキストラ参加する前日に調髪して以来ですから、一箇月以上が経ちます。スポーツ刈りの髪が洗ったらさらさら手触りになるはずです。ほんとうのスポーツ刈りはさらさらになってもさらさら手触りにはならないものなのです。短すぎて束子をさわっているようにしか感じられないのです。強いて言えば、さらさらの束子。
昨年も確か年初めに行きつけの理髪店を変えたのですが、今回も以前に言っていたのとは違う理髪店に行くようにしました。昨年通った理髪店は料金は安いのですが、短くしてと御願いしてもあまり短くしてくれなかったので。それこそ、刈りたてなのにさらさら手触りになる程度にしか刈ってくれなかった。
それじゃ、厭なんです。丸首シャツを着るときにシャツの布目に、芝目のようになった後頭部の髪が引っ掛かって首ががくん!と引っぱられてしまうくらいに短いのがいいんです。
冬場だと同じ指定の長さの同じ刈り方でも、少ーし長く残してくれたり気を遣ってくれる理髪師さんも多いのですが、今日はきっぱり「裾五厘、できるだけ短くしてください!」ときっぱり言ったので、きちんとそのようにしてくれました。
その上、私が眼鏡を掛けていると見るや、散髪椅子にすわる前に眼鏡ケースをささっと差し出してくれて、調髪が終わって「おつかれさまでした」を言った途端にささっと眼鏡ケースを差し出して眼鏡を返してくれる細やかなサービスがあって、なかなかよろしい気分で料金を支払うことができました。
料金は以前に通っていた店と七〇円しか違わないし、今年はこの店に通おうと決めました。
理髪店で何が愉しみかと言うと、髪をきちんときれいに刈って貰うのも気持ちがいいのですが、理髪店特有のサービスである「顔剃り」が気持ちいいのです。これは普段美容院を利用している女性にも強くお勧めしたい。顔剃りって言うのは、ただ髭を剃って貰うだけのことじゃないんですよ。
理髪店用の和剃刀で剃って貰うと、痛くもないのに御肌がつるっつるになるのです。吃驚するよ。理髪店の中でも「顔剃り」というメニューを掲げている店に行けば髪をいじらなくても顔剃りだけやってくれます。ちょっと料金がお高く感じるかもしれませんが、優良店に行けば料金以上のことをして貰えます。
いいよー、理髪店の顔剃り。
チョキちゃんマークのお店でどうぞ。
【今日の静かなブーム】
きな粉! きな粉来てます! きな粉ブーム!