2006年10月30日(月) じーりじりとー。
数日前のこの頁に、「リフティングベルトの穴が一ツ分余計に締められるようになった」というような内容のことを、確か書いたように憶えている。ベルト穴一ツ分、腰まわりが小さくなったらしい。巻尺で測ってみたら、確かにそうだった。
しかし、たいした変化ではないと思っていた。それが、今日久し振りに―――三箇月ぶりくらいに会った人たちに「肩がごつくなったね」、「顔が小さくなったね」、「お腹がすっきりしたね」とよってたかって言われた。もとい言って貰った。傍目に見て判る程度には身体が引き締まってきたようだ。トレーニングジム通いは決して無駄にはなっていないことが判ってうれしい。
ぼくは二年ほど前、或る媒体で小説を毎月連載していて、それを書いている間は原稿に掛かりっきりで、運動も食事もとても大変非常に著しくいい加減な生活をしていた。不健康窮まりない。その結果、一年で一五キログラムも肥ってしまった。生命の危機を感じた。
ぼくの父親は糖尿病が原因の腎臓癌で他界し、実姉も現在糖尿病を患って自分でインスリン注射をしている。糖尿病に罹りやすい家系のようだ。そのような家系に生まれ、更には定期的にホルモン注射をして身体に負担を掛けているぼくは、人一倍健康には気を付けなければならないのだ。
そういう訳で、ひしひしと危機感を覚えたぼくは連載執筆が終わった頃から自宅トレーニングをはじめ、自宅にある一〇キログラムのウエイトではもの足りなくなったその後はトレーニングジムに通うようになった。
二、三日に一回、有酸素運動とウエイトトレーニングを取り混ぜて二時間半程度の運動をするようにして、食事の制限も多少した。食事の制限の仕方はいろいろと試してみたが、一向に体型にも体重にも体脂肪率にも変化がなかった。しかし、今月に入ってから食事をローカーボ(低炭水化物)にしてみたらうそみたいなハイペースで体重が落ちはじめた。と言っても四キログラムほどしか変わらないのだけど。
それでも身体の変化は結構大きいようで、一昨年には身体の寸法が大きくなり過ぎてはけなくなってしまったズボンを昨日試してみたら、以前よりも楽にはけるようになっていた。ぱっと見ためには全然変わらないのに、たいしたものだ。
毎年、念のために病院で血液検査をして貰っているが、運動をする習慣をつけた御陰か、取り敢えず数値の上では健康だ。遠くへ出歩く体力もついた。持病の鬱も比較的出にくくなった。少しずつでも続けていればじりじりとでも変化は起きるのだな、と思った。
ところで、今日の表題を見て思わず歌ってしまった人、その歌を歌っていた人が現在、雑貨屋さんを営んでいることを御存知ですか?
【今日のささやかに】
いい御天気の日に洗濯ができるってことは、倖せだねえ……。