月初めから書いていた短編五〇枚口が第四稿になり、締切までにもう少し時間があるので幾らか手を入れたいのと熟成させたいのとで、一旦棚上げすることに。続いて別口の短編三五枚口に取り掛かっています。こうして毎日書いているのですが……どうしてこんなに上達しないかな、と手のひらをじっと見てしまうこの頃。
二、三年前の方がもっと上手に書いていたような気がして、そういうときというのは何を意識するでもなく、自分の手を見てしまうものなのですね。啄木が歌に詠んだのはこういうことなのだな、などとしみじみ思ったりしています。
でも、「働けど働けど」の一節で思い出すのは
戸川純さんだったりするところがヲだよね、わし。
【今日の失言】
「海猿」の主人公役の人はほんとうに猿顔だな。