2006年02月22日(水) 長靴を履いた脚の付け根で。
冬季五輪トリノ大会各競技を観戦したいと思いつつも八時間というビミョーな時差と伊太利亜の人の遅め遅めのライフスタイルにより、なかなか見られないでいました。時差が一二時間くらいあって昼夜正逆になっているとか、伊太利亜の人がもう少し早寝早起きだったりしてくれたら、もっとライヴ中継も見やすかったかと。
そんな条件下でもフィギュアスケート女子だけはどうしてもライヴで観たいと思い、昨晩は早めに就寝して今朝は早めに起床しました。フィギュアスケートショートプログラム女子の部は日本時間の午前三時から。終わったのは午前七時過ぎでしたから、現地時間では午後七時から一一時頃の間。そんなに深夜まで競技しなくても、も少し早めにしてくれましたら。
安藤選手が一四番め、荒川選手が二一番め、村主選手が二八番めと少し遅めの登場で、どうやら外にお勤めのみなさまの出勤時間辺りに重なるとの情報を得ていましたので、その頃にテレビを点けてみましたら、ボブスレーが走っていました。はひゃん。
チャンネル違いであります。ひとつチャンネルをずらすと丁度荒川選手が決めポーズを取りなさったところで……結局遅刻してしまった訳です。どぼん。
ライヴでは村主選手の演技だけを観ることができました。彼女の後に登場したコストナー選手(伊)やコーエン選手(米)と比べると幾分地味な演技でしたが、ひとつひとつの動きを地道に確実に遂げる姿は、派手にくるくる回転するより恰好よかったかも。
演技を終えた村主選手は両手掌を合わせ指を交互に組み合わせる「祈りのポーズ」を取りなさいました。その姿が何とも可憐で、もしかしたら村主選手は「祈りのポーズが似合う人日本一」かもしれない、とぼくは思いました。
フィギュアスケートの競技が行なわれた競技場の名は「パラヴェーラ」。新聞等には「パラベラ」と書かれていますが国営放送のテロップでは「パラヴェーラ」。ああ伊太利亜っぽい。
とても伊太利亜っぽいので「ペペロンチーーーノペスカトーーーレパラヴェーッッッラ!」と似非伊太利亜人になりすまして巻き舌で発音しながらトレーニングジムに出掛けました。ジムのテレビジョンは午前八時から放送されたフィギュアスケート録画中継を映していて、普段テレビなんか見ない常連おじさんたちも普段使わないテレビ間近のエアロバイクを漕ぎながら一生懸命見ていました。
ほんとうのことを言うと、カーリング女子とかスケルトン男子とかリュージュおばさん(米領バージン諸島代表アン・アバナシー選手)とか、見たかったんだ。
うっかりカーリングをはじめたくなってしまって、市内のスケートリンクを探してしまったことは内緒だヨ!
【今日のそりゃ当然】
デッキブラシを見つけたら、迷わず床をゴシゴシするでしょ!