衛澤のどーでもよさげ。
2005年12月22日(木) かみよ!

如何ばかりか執拗な気もしないでもありませんが、引き続き眼の話題です。

一週間ほど前に急に眼が見えづらくなりましたもので、パソコン作業を可能な限り控えていました。しかしその間も仕事はきちんとしていました。当たり前の話ですが。

現在抱えている仕事はほとんどが別名義で、その原稿を書くときは、とにかく先ず手書きで下書きをはじめないとどうにもならない衛澤名義の原稿とは変えて、直接エディタ上で作業を行なっていました。この手順を少々変えて、衛澤名義作同様に先ず紙原稿をつくることにしたのです。眼が見えづらくなったのは眼精疲労がひどいせいで、それはモニタを長時間見ているためだと思ったので。

この一週間ほど作業の場所をエディタから紙に移すことで、眼の見え方が改善されました。見えなくなった過日は視界がそれまでの半分くらい暗くなってしまって、このままほんとうにまったく見えなくなってしまうのではないかと些か肝を冷やしましたが、モニタを可能な限り見なくすることで眼の見え方がもとに戻ってきたのです。

もうひとつ、いいことがありました。

私はもともと紙の上でしか原稿をつくれなかったのですが、制作時間短縮のためにと直接エディタの上でつくる練習をしていました。エディタ上の制作はなかなか手強くてひどく手間が掛かって、でもそれは慣れていないせいかと思ってもどかしいのを我慢して続けていたのですが、今般紙の上に制作場所を戻してみるとあっと言う間に短編が一本仕上がってしまいました。時間短縮をと思ってはじめたエディタ上の作業より結果として紙の上での作業の方が早いということが判った訳です。
やっぱり原稿は紙でつくらないと駄目なんだよ。もっと言うなら縦書きでないと眼が疲れる。

川原泉教授の「笑う大天使」という作品に
「『物書き』は白い原稿用紙に地道にコツコツ字を書き連ねていくから『物書き』とゆーんです」
という台詞が出てきます。これをはじめて読んだ当時「なるほど」と感心した私でありますが、思い返してみて改めてその通りだと実感する次第であります。
「地球にやさしくない」なんてことを言われるようなことがあっても、私はこの先ずっと紙の原稿を沢山つくるでしょう。


【今日のさわやかな酷似】
メンズビオレとクッピーラムネは同じ匂いがするぞ。


エンピツユニオン


Copyright © 2004- Soh Ezawa All Rights Reserved.