2005年12月23日(金) 斯くも本能の強きを嘗めて。
いまとなってはめずらしくもないのですが、相も変わらず射精産業によるダイレクトメールが、ネット上からは沢山沢山届きます。如何にもまっとうな商売ではないということが明らかなメールなので間違ってもうっかり引っ掛かるなんてことはないのですが、それぞれを見てみるとさまざまな手法が用いられていてほとほと感心します。
さてその中に、今年後半に耳目を集めはじめたフィギュアスケート選手の名を使ったものもありまして、「A藤M姫の太股」だとか「A田M央のオッパイ」だとか書いてあります。それを見て私はちょっと吃驚したのです。
銀盤の妖精たちの名がいかがわしい、端的に言えば性欲を刺激するものを餌にするメールに使用する者が世の中にはいるのだということは、さほど驚きもしません。しかし、そのような媒体に名が使われるということは、銀盤の妖精たちに性欲を感じることができる人が世の中にはいる、ということでもありまして、そのことの方が私を驚かせます。思わずへえぇーーーーー(長音の部分=約30秒)と唸ってしまいました。
そのメールの件名が「クリスマスエッチしよう!」だとかなんだから、天国のジーザスクライストさんも最早や苦笑するしかありませんでしょう。私が彼の立場だったら「神の鉄槌喰らっとけ」とか何とか言うかもしれません。他人の誕生日を出汁にに何をしようと言うのか、と。
そのクリスマスをよろこぶ言葉「メリークリスマス」は、クリスマスを祝う立場にないさまざまな宗教を信じている人を含む不特定多数の人に向けて使うのは不適切だから「ハッピーホリデイズ」に言い換えよう、というようなことが、国民のほとんどが基督教徒だという米国では言われていて政治問題までを巻き込んでいるそうです。
さまざまな宗教とその信者が混沌として存在している日本ではとんと聞かない問題です。そもそも日本人はクリスマスを宗教行事だと思っていないんだものねえ。何かが間違っていると言うことにそろそろ気付いてもいいのではないでしょうか。こんな風だから、「日本のクリスマスは日本中の恋人たちが一年で一番気合いを入れてセックスをするという日だ」なんて言われても、あながち間違っていないので文句の言いようがありませんね。
【今日の挙動不審】
スーパーライヴ! メッセ! いつメリ!(そわそわ)