太田虎一郎さんの「宇宙の法則世界の基本」という漫画で「カレー以外の食べものにカレーをかけるとみんなカレー味になってしまうのですが……ということはカレーっていま食べもの界で最強?」というネタを見掛けました。
そうです。カレーは最強なのです。
カレーを厭そうに食べている人を、ぼくは見たことがありません。「カレーが大嫌い」という人に、ぼくは会ったことがありません。ぼくが小学生だったときも、そして小学校を卒業して二〇年以上が経ったいまも、給食のメニューランキング上位三位以内に入るのがカレーだと言います。カレーを食べる人はみんな倖せそうな表情をします。
「好き」と「嫌い」のアンチノミーが混沌として存在するこの世の中で、大部分が「好き」で成り立っている食べものは、ほかに類を見られないでしょう。
そして軍用食の王様の地位を逃がさない「調理しやすさ」、「食べやすさ」、「摂取可能栄養素のバランスのよさ」。これ等の点も勘案に入れますと、カレーは比類なく最強と言えましょう。
ということを考えるたびに、カレー屋のオヤジになった彼奴は結構な倖せ者だと思っているのですよ。何だか割りと沢山の人から「ひたむき」だとか「痛ましい」だとか言って頂くのですが、本人それほど苦労している憶えはなさそうだし。
【今日の口に出さないと気持ち悪い】
昨日は朔日でした。ね。