毎日眺めて居た あの大きな窓から見えた 小さな遠い世界 今あの場所へ行ったら 何か見付けられるかな
烏が先かあなたが先か 夕刻を告げる音が響く町 状況は極めて単純で 目が覚めれば陽が昇り 気が付けば陽が落ちる 闇に支配された町には 形を変える月と消え入りそうな星 鍵を開ける気配を只待ち望む そんな愛しい単調な日々
でももう今あたしは 一人で何処までも行ける 湘南の海に浮かぶ朝陽とサーファー達 焼津に沈む紅い夕陽と静けさ 檀之浦に吸い込まれて溶ける新月
黄色い線の外側だってあたしは歩ける いつ線路に墜ちても あたしはもう一人じゃ無いから 何処までだっていける
いつかのあの四角い狭い空は 只見上げるだけじゃ無い 高く手を掲げれば 破り棄てるコトも 抱き締めるコトも あたしには出来る
心の奥底に棲み着いた 年月をかけた真実の優しさに いつだって 今だって あたしは愛されて居るから
二人であの空を越えよう
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