My Precious Memories

2005年06月26日(日) 座席表

「嫌なんでしょ?」

怒ったように
呆れたように
宥めるように
あなたはあたしに言うから

「違うの、不安なだけ。不満は無いの」

ぽっかり空いたあたしの隣
同じ班の男子と一緒になれば問題無い?
だけど皆あたし達のコト知ってるから
空白がボールペンの行方を捜してる

あたしに合わせようとするあなた
あの娘達を置いてあたしの隣に来ようとする
それも嬉しいんだけどね違うの
あたしを選んでくれるのは嬉しいけど
あたしが望んで居たのはそうじゃない

『愛してると言って欲しいだけなの』

真実のその言葉があればあたしは
あなたがどんな娘と一緒に居たって
楽しそうに笑ってあたしの知らない話してたって
黙って微笑んで居るコトが出来る
真実じゃ無くても虚像だと判らないようなら良い
欲張りなあたしは本当は全てあなたを独占したい
でもそれを口にしてしまったらがんじがらめで
あなたは動けなくなってしまうから
だから「別に良いよ」って言ってるじゃない?
「ホントに?」なんて聞き返さないで。
もう決まってる座席表
今更変更なんて出来ない
皆に迷惑かけられない
あたしは我侭だけど自分勝手では無いよ

あの娘達の前で上手に笑顔作れるかなぁ?
あなたの『愛してる』を何度反芻したら
本物に辿り着けるのかなぁ?
純真無垢なあたしにだけに見せるあの笑顔
もう一度だけでいいから見せて欲しいよ
座席表はそのままで構わないから


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