| 2007年05月23日(水) |
サラダの国のトマト姫 |
初夏である。
夏野菜が美味くなってくる季節である。・・・当り前か。
夏野菜という連中は、胡瓜といい、ナスといい、ピーマンといい、トマトといい、ししとうといい、他の季節の野菜にくらべて、明らかに青臭い。強い日光で葉緑体をぶりぶり成長させた感がバリバリでている。夏の太陽の下でつくられたその青臭さ、青苦さが、さわやかな食味につながり涼を感じさせるのもよく考えれば不思議だ。
夏は野菜を食ったもんの勝ちだ。・・・たぶん間違いない。
そんな夏野菜のなかでもけっこう手軽に食べれるものといえばトマトだろう。夏のお手軽ベジタブルとして胡瓜と双壁をなしている。生のまま食えるし、おやつにもなるしで非常に使い勝手が良い。つーか田舎の人間はガキのころにトマトと胡瓜が夏の定番おやつだった人も多いだろう。
そんなトマトの食べ方としては、日本人としては生でたべるのが基本だろう。なんか加熱したほうがリコピンが増えるらしいが、そういうのはイタリア人にまかしておけばいい。冷やしたのを適当に切って塩をふって食べるのが個人的には一番好きだ。たまにトマトスライスでマヨネーズとか、しょうゆとか架けるのをみるが・・・まあ、そこまでは個人の嗜好というべきだろう。
ただ、生だからといって、丸かじりというのはよくない。昔ドラえもんの映画でトマトを丸かじりするシーンがあったが、あれは間違いだとおもう。個人的にトマトを丸かじりしたこともしょっちゅうあるが明らかに切ったときよりも不味くなる。私が思うにトマトは皮が一番青臭い。そこで丸かじりすると、まず青臭い味がトマト全体に広がってうま味を全部殺してしまうのではないか?たまにトマトが嫌いという人がいるが、おそらくそういう人は子供のころのトマトとのファーストコンタクトが丸かじりで青臭さの直撃をうけてしまったのではないだろうか?まあ、個人的な考えで丸かじりが好きな人もいるかもしれないので強弁はしない。
まあ、そんなわけでトマトは生のものをスライスして塩を振ってたべるのが一番うまいということでファイナルアンサーなわけである。
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