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最終更新日:2001.08.14
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3.Mahikari's Crumbling Foundations 崩壊しつつある真光の基礎
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このセクションは、岡田良一氏が人類の救済者であるという真光の主張についての調査である。
真光が主張するには、1959年(昭和34年)2月27日午前5時、岡田良一氏は5日間の高熱を伴う昏睡状態から覚めたという。この意識の混濁状態の間、彼が言うには神が彼のもとに来て人類の救済者としての使命を与えたという。彼は宗教活動とは無縁であったので、この経験をあまり深刻に受け止めなかったという。しかし、手をかざして光を与えはじめたところ、手足の不自由な人が歩き始めたり、目の見えなかった人が見えるようになったという。彼は手をかざしつづけ、たくさんの「奇跡」が起こった。そして、神から彼に与えられたメッセージに従って、彼は人類の救済者としての道を歩み始めたという。
その当時の日本では、色々なカルト教団や宗派が現れるための機が熟していた。日本は、第二次世界大戦後の焦土から立ち直る過程にあった。それまで日本を支配してきた国家神道と呼ばれる国教は、違法とされた。つまり、生きた神としての中心的存在であった天皇は、単なる人間としての存在に追いやられた。岡田氏はその当時の、その精神的空白を埋めるために神から役割を与えられたと考える多くの宗派の指導者の一人であった。そして、1959年2月に一つの宗教が産声をあげ、それは世界中にひろがり、巨額の資金を動かすことのできる教団へと成長していった。
岡田氏の主張に信憑性を与えるために、外部の組織が引き合いに出されていることは明らかである。
最初の例として真光が言うには、日本の神道の神官が、「天杖」(Tenjo, 天の杖、神託の一種)とよばれる方法を使って、岡田氏が「ヨニマスオオアマツカミサマ」とよばれる日本の神の生まれ変わり、あるいはその神の現れ、であることを認めたという。その天杖とは、自動書記の一種であり、神官がトランス状態(神がかり状態)にあるときにペンか筆を持って書くというもので、それは神が書いているとされる。自動筆記とは、指導霊あるいは神に、その人の手と腕を使って何かを書いてもらうものであり、その間のその人の意識は変性状態にあり、質問に対する答えが書かれるという。
この、岡田氏が日本の神であるとの承認は、オカルト的あるいはシャーマニズム的な儀式に基づいている。興味深いことは、もしこの方法で与えられた「神の啓示」が賞賛されるべきものだったなら、なぜ岡田氏はその時その場所でその神道教団によって受け入れられ、日本の神の生まれ変わりとしてあがめられなかったのだろうか?確かにこれは神道の歴史における偉大な出来事になったはずである。また、どの神道教団が関わっていたのであろうか?神道は、古代日本の宗教である。紀元前500年(かそれ以前)に起源をもち、最初は自然への崇拝、繁殖に対する崇拝、占いの方法、英雄への崇拝、そしてシャーマニズムがまざりあった無定形なものであった。その名前は8世紀の中国語の「シン タオ」(神の道)からとられている。
(注:この神道教団というのは、「Mの道」であることが判明しています。実は、真光立教前後の岡田氏は、真光の前身にあたる会を主催しつつ、「Mの道」の「ヨ宮真光呂」という一つのセクションの長であったようです。そして、ヨ宮における大祭、月並祭において、「Mの道」のその当時の教祖(教え主)様を通してたくさんの天杖神示を受けていたらしいという過去の事実があります。つまり、「ヨのみ役」とか「真光」という言葉は「Mの道」時代に使っていた言葉を流用したものらしいです。)
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