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その必要性を象徴的に表す言葉として,次のような言葉があります。ここのHPの元になっているMahikari Exposedサイトに掲げられている言葉です。
Knowledge releases the Human Spirit. (知識は人間精神の解放をもたらす。)
この言葉は極めて重要な意味を持っていると思います。そこで、より多くの人に理解してもらうべく私なりに説明を加えたいと思います。
私たちの心の底(精神)には常に不安があります。将来に対する漠然とした不安、自分や愛する人の死に対する不安、得体の知れない悪霊や神罰というものに対する不安、などなど、数え上げればきりがありません。これらの不安は誰もが持っています。
また、人は死んだらどうなるのか、どこへ行くのか、自分は何のために生きているのか、この世に終わりはあるのか、自分はどうして不幸になったのかなど、様々な不安や疑問を持っています。私たち人間は、そういうものの意味を問い,わからないことについて答えを求めてやまない存在なのです。
そのため、はっきりと与えられる答えに出会うと、それを信じて自分で考えることをやめてしまう傾向があります。自分で考えて苦しむよりも、何も考えないで信じたほうが楽だからです。
実はそこに落とし穴があるのです。世の中には、マインドコントロールを駆使して信者を取り込もうとするカルト教団がたくさん存在します。もちろん害の無い宗教教団もあるかもしれませんが、ご存知のように問題を起こす教団はたくさん存在します。「ここの教えこそが真実である。ここの神様こそが正しい神様である。ここの教団に所属することこそが、真の救われである。」と、多くの教団が言い寄ってきます。素直に信じるほうがよっぽど楽ですが,騙されて自分の貴重な時間やお金を奪われないためには、私たちはそれらを厳しく見極める目をもたなくてはならないのです。
真光の教えの中では、人間の知識すなわち「人知」は神の知識には遠く及ず役に立たないもの、理性に従って考えることは「屁理屈」であり、信仰の妨げになるものとして捉えられています。そして、「教えを素直(ス直)に信じたほうが結局は得をするのだ...」として、信者に自分で考えることを辞めさせようとします。よく使われる言葉としては、「この世界(神や霊の世界)は考えてもわからない、体験しなければわからない。この世界は奥が深いので、10年やそこらではわからない...」などというのがありますが、これらは自分で考えることをやめさせる方向に導く巧妙な言葉であり,マインドコントロールの手法の一つです。「体験しなければわからない」、という言葉は正しい場合もありますが、体験のみを絶対視し、理性的かつ批判的に考えることを放棄させる意図のもとに使われる場合には、極めて危険な言葉となります。上で紹介した英語の言葉 "Knowledge releases the Human Spirit" は、それに対する警告であり、マインドコントロールを解くためのカギなのです。
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