浅間日記

2014年09月17日(水)

東京駅で発煙騒ぎがあって、新幹線が動かない。

こうなると、東京ベースで仕事をする地方生活者はお手上げである。

魔法が解けたシンデレラのように、距離の現実を目の当たりにし、
くずおれはしないが、運行再開までなすすべもないのである。

これ幸いと、社内で読書時間。そう、本日は、うてつけな一冊を持参していた。

カール=ヘンリク・ロベール先生の「ナチュラル・チャレンジ」である。



物質とエネルギーは、消えたり新しく作られたりしない。

物質とエネルギーは、拡散する傾向にある。
(人間社会に取り入れられた物質は、自然界に露出していく)

物質の価値は、その濃度と構造である。つまり濃度と純度と構造性が高くなればなるほど、その物質の価値が高くなる。

地球上の物質濃度と構造の秩序を保つためには、地球外部からのエネルギーが必要である。



人間は、物質を消費するのではなく、とどのつまり、
物質の価値を利用している。

価値を利用した結果、無価値なものが廃棄される。
無価値なものが再び価値を持つためには、自然の循環を待たなければならない。

このことは、なかなか私には含蓄があるのである。

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