紫陽花が、そこここで花を咲かせている。 庭先にしつらえている家がこんなに多かったのか、と花が咲いて気付く。
我が家の庭の一枝を切って、花瓶に生ける。 薄桃色と水色のペアーが、仲良く寄り添う。
「あじさいの歌」というのがあったなあと、ふと思い出す。
だんだん好きになって、だんだん恋になる。
確かそんな歌詞だった。原由子がうたっていた。
恋愛の進行にワクワクする、そんな可愛いおとめ心からは大分遠ざかっているけれど、 まあ、梅雨のひとときに雨音を聞きながらあじさいを生ける時ぐらいは、 そんな歌が−そんな気分が−あったことを思い出してもいいんじゃないかと思う。
2006年07月04日(火)
|