2008年03月17日(月) |
扉を閉める 窓を閉じる |
またしても、気が乗らない遠出。
家に戻りHとAの顔をみてほっとする。 この安定した場所からこれ以上一歩も外に出たくないし、 もう、家族以外の誰にも会いたくない。
産み月が近づくと野生動物のように極度に警戒心が強くなる。 多分それは、たとえ親しい人であっても理解の範囲を超えているだろう。 だから、この状態はなかなか世間的に受け入れてもらえないのである。
頼むから放っておいてほしいという強い気持ちに罪悪感を感じるあまり、 嘘の愛想笑いなどする。まったく問題ない大丈夫などと、心にもないことを口にする。 悪循環していく自分を莫迦だなと思う。
遅い夕飯をとりながら、もう自分は社会的には死んだということにしてほしいものだとHに愚痴を言うと、 では誰かから電話がかかってきたら「そのような者はおりませんが」と対応しよう、と冗談で言われるが、その冗談に救われる。
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押入れに隠れる子どもでもあるまいし、愚痴っている場合ではない。 礼を欠かさぬよう言葉を尽くしながら、ここから先はご遠慮願いますと、 自分で一つひとつ扉を閉めていくしかない。
いずれにしても、そうした手続きを早くしなければ。
2006年03月17日(金) 急発進 2005年03月17日(木) 3月の水
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