朝のラジオ。 独立行政法人「国民生活センター」の業務縮小案が、 政府による財政再建の一環として検討されている、というニュース。
国は、悪質業者の被害について、今後いっさい、 消費者個人のフロントには立ちません、と、そういう閉店宣言である。
消費者団体などから強い反対の声があがっているけれど、 郵政民営化と同じく、大筋ではとっくの昔に決まっていたのらしい。 耐震偽装マンションが取り沙汰されていた頃かもしれないのは、皮肉なことである。
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ふたを開けたらこういうこと、という制度や法律のトリックに、 国民は翻弄され続けている。
全ての法律の条文や施行規則や施行令、通達に至るまでくまなく目を通さなければ、いつ、どんな風に自分達の生活へ影響するのかわからない。 国会審議の段階で明らかにされていないことも多い。
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だから、改革改革というのなら、まずこの面倒くさい条文のシステムを変えてくれ、と思う。 なんならば、全文英語にしてくれてもいい、とすら思う。
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