2007年08月07日(火) |
抑制する思い・鈍化する気持ち |
大川の向こう側で仕事。 もう一週間近く、HとAに会っていない。 さすがに心もとない感じ。
電話をしたら、Aはためらいがちに、いつ帰ってくるのと聞く。 「あと二つ寝たらだよ」と答えると、「あと二つ、」と小さく応える。 Aの精一杯がまんしているのが伝わって、いささか−否、相当に−胸が詰まる思い。
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投宿先のホテルの窓から外を眺める。
夜景というものにセンチメンタリズムを感じなくなったのはいつからだろうと思いながら、高層ビルや駅や高速道路の灯を眺める。
あれは、あの気持ちは一体、何だったのだろう。 都市にいることの緊張感が飽和して、何か生身の存在を必要とする切ない気持ちをもたらしたのだろうか。
記憶にかすかに残るあの甘美な気持ちは今でも好きだけど、 残念ながら、都市のエネルギー消費を象徴するようなこの明るさに、 今ではひとつも感じるところがない。
2006年08月07日(月) 夏の山みち
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