お外のお仕事。平地よりはマシだけれど、標高1200mのこの場所も、やはり暑い。タカノツメの枝は、レモングラスの香りがした。クロモジとも少し違う、爽やかな芳香。一段落したところで夕立になって、雨に白くけむる山道を、ぬれながら歩く。雷はすぐそのへんの尾根にいる。なんだか、林間学校の生徒みたいだなと思った。