「地下鉄のザジ」のごとくAを誰かの大人にまかせ、週末を遊びほうける。 Aもまたザジのごとく観劇に食事にと、都会に連れ出される。 地下鉄は通常運行していたし、ムール貝は食べなかったけれど。
SちゃんにもKちゃんにもNちゃんにも会ったし、 奇跡的な偶然でマサヤ画伯とも路上で邂逅することができたし、 満足して帰ることにした。
駅のホームでは、大きなリュックを背負った人が沢山。 この人たちはちゃんと投票へ行ったのだろうかと気になって仕方がない。
口うるさく投票へ行けと言わないと、腰を上げない人の気が知れないが、 私の気が知れなかろうが、そういう人はいると最近は実感している。
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清清しい山の空気に囲まれて、家まで歩く。 やっぱり涼しい信州が何よりだと口にしたら、 Aときたら、暑さで眠れぬ夜をすごした腹いせなのか、
自分はこの地に生まれたからすべて信州の成分でできているけれど、 お母さんは半分が東京の成分だからかわいそうだね、などと言う。
それでいいと思っているんだから放っておいてくれ、とひとくされ。
2005年07月29日(金) 2004年07月29日(木)
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