柳澤大臣の発言。新聞で衝撃的に読む。
しかし衝撃的なものの扱いは、注意を要する。
発言の前後の文脈から察するに、貧困な語彙に起因した失言のように思われる。 おそらく「統計上は」とか何とか言えばよかったのだ。
彼だって、自分の母親や妻を「子を産む機械」だなんて思っていないだろう。 大体、機械は子産みなどしないし、機械的な子産みというものもない。
もっとも、失言の底辺には、国民を頭数でしかみられない感性がある。 財政金融の調子で、少子化を語ってしまったのが最大の過ちだ。
私に言わせれば、「子どもを一人もつくらない女性が、自由を謳歌して楽しんで、年取って税金で面倒見なさいというのはおかしい」と発言した森元総理の方が、バランスに欠けた確信犯的発言である。
2006年01月30日(月) 2004年01月30日(金) 抽選12万名様に裁判体験
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