年内の仕事は、ようやく片付いた感じ。おなじみの戦場跡地のような風景に呆然としながら、復興へ着手する。堅牢な城壁のように積みあがった皿を片端から洗う。無秩序に散乱する紙や本や衣類を、しかるべき場所へ納める。汚れたシャツやタオルを洗濯機に放り込む。階段や廊下の薄雪のごとく被覆された埃を集めて捨てる。やり放題を重ねて薄汚れていくプロセスよりも、気合いを入れて元の姿へもどしていくプロセスの方が、人間の精神は安定する。 2005年12月23日(金) パレオパラドキシア
2005年12月23日(金) パレオパラドキシア