昼下がりの汽車に飛び乗って、Sさんへ会いに新橋へ。 成田からかけつけたNさんも合流。
世代の異なる二人との邂逅は、しみじみと在り難い。
Nさんが、サンタクロースはいるかという米国であった裁判についての話題。 1ドル紙幣に書かれた「IN GOD WE TRUST」の文字に心を動かされた、判事のエピソード。 子ども達に夢と希望がある限り、物的証拠などなくてもサンタクロースは存在するという結論に至ったのらしい。
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大層感激して家に戻ってみれば、その魔法はとけていた。
アメリカ国民はいまや−勝手なことを言わせていただければ−、 何かを信じ続けることより、感じた疑問をフェアに検証することのほうが、未来に必要だ。 そして、サンタクロースなしでも夢と希望をもって生きる方法について、考えたほうがいい。
多分あの時の魔法は、Nさんが口にしたからこそ、輝いたのだろう。
2005年12月21日(水) composer 2004年12月21日(火) 船を出そう
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