浅間日記

2004年12月21日(火) 船を出そう

駄考はじまり。

子どもへの凶悪犯罪や虐待をする人の分析でよく出てくる、
親との関係や幼少時の経験、そういうものが
大人になってからも、その在り様に大きく影響している、という、
人の見方について

確かにそういう傾向というのはあるのだと思うけれど、
そろそろ飽きてきた。

昔の物語の「呪い」「呪縛」みたいに、それは人生について回るけれど、
だからどうしようもない、というものではない。
むしろそれは、じゃあどうしたいのか、どう生きたいのかを示す
羅針盤として使い続けられる道具でもある。

そこから脱することができないということは、
船が港から出ていないように、人生を生きることができていない。
そこのところが問題だ。

人と出会い、友をみつけ、愛する人を見つけ、
楽しみ、緊張し、喜び、悲しみ、そういう旅の中で、必ず、気付けば
そんな呪いなんてものは、取るに足らないものになっているはずだ。

年齢は人生と関係なく物理的に過ぎていく。
生命が維持されているだけでは人生ではない。

駄考おわり。


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