駄考はじまり。
子どもへの凶悪犯罪や虐待をする人の分析でよく出てくる、 親との関係や幼少時の経験、そういうものが 大人になってからも、その在り様に大きく影響している、という、 人の見方について
確かにそういう傾向というのはあるのだと思うけれど、 そろそろ飽きてきた。
昔の物語の「呪い」「呪縛」みたいに、それは人生について回るけれど、 だからどうしようもない、というものではない。 むしろそれは、じゃあどうしたいのか、どう生きたいのかを示す 羅針盤として使い続けられる道具でもある。
そこから脱することができないということは、 船が港から出ていないように、人生を生きることができていない。 そこのところが問題だ。
人と出会い、友をみつけ、愛する人を見つけ、 楽しみ、緊張し、喜び、悲しみ、そういう旅の中で、必ず、気付けば そんな呪いなんてものは、取るに足らないものになっているはずだ。
年齢は人生と関係なく物理的に過ぎていく。 生命が維持されているだけでは人生ではない。
駄考おわり。
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