寒い晴天の朝。車のフロントガラスは白く凍っている。遠くに白い山稜が輝いている。白浪五人男の揃い踏みのごとく、連なる名峰がずずずと風景に秀でている。日本の屋根などといわれるこの山脈は、冬の白く厳格な様相こそ、その本来の姿だなあとつくづく思う。むろん、同じことを春の芽吹きの優しい山肌や、夏の透き通るような青い峰にも感じるのだから、随分いい加減なものだけれど、季節季節でそう思ってしまうのだから仕方がない。 2005年12月06日(火) 2004年12月06日(月) 充実感は自分だけ
2005年12月06日(火) 2004年12月06日(月) 充実感は自分だけ