2006年11月22日(水) |
analyzeエンピツ日記 |
エンピツ日記には38のジャンルがあって、 ここでサーバを借りている私のような人は、 お好みでジャンルを選ぶことができるようになっている。 今日はちょっとその分析。
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正確な統計解析でもなく、実に主観的なものだけど、 「自分はどんな日記にするか」について、 登録ジャンルからだいたい3つの志向性が読み取れる。
1つめは、日常生活。 登録がダントツで多い。33.9%の人が選択している。 私の毎日は、そんな数あるテーマに絞り込めないよ、という考えがあるのかもしれない。
2つめは、一般的な、生活に近いところにある個別のテーマ。 恋愛とか、静かな日常とか、音楽、文芸、読書、育児、ゲーム、アニメ、映画、スポーツなど。 だいたい1〜5%の人が選択している。 この辺のテーマは、多くの人にとって、生活の中で比重が高くなりやすいものなのだろう。
3つめは、もう少し込み入った事情のテーマ。 ギャンブルとか闘病とか、思い出昔話とか。 書いている人は全体の1%未満で、100人以下。
全体に、書こうとする事情が込み入って一般的でないほど、登録数は減る傾向にある。
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そして、−ここからが本日の核心部なのだが−、 随分前に、私がもうだめだと退散してしまった時事社会というジャンルは、 登録数は98で、全体の0.8%。 旅放浪や遠距離恋愛と同じで、闘病や美容おしゃれより少し多い。
自分も撤退した身なので少しも威張れたものではないが、 政治や社会問題とは、なんと込み入った事情で、一般的でないことか。
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私たちは日常をそう簡単に超えられない。 子どもが熱を出したり、年老いた親の介護に追われれば、 新しくできた法律のニュースより迷わず子どもや親を優先するし、 それはそうするべきだと思う。
でも、だからこそ、政治や社会というのは、 全てのジャンルに−遠距離恋愛でさえも−、 必ず内包されているものと思わなければいけない。
すべてのジャンルで、そのジャンルに関連して、 誰もが日記に社会問題や政治問題を書くことができる。 そういうものだ。
政治というものは確かに永田町が中心かもしれないが、 有権者の家には味噌や洗濯石鹸のように常備しておかねばならないし、 切らしたら大変なんである。
2005年11月22日(火) 2004年11月22日(月)
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