ぎりぎりの仕事に追われる。 自業自得なのだが、焦りとともにスイッチが入る。
* こわばった表情とせつなそうな声で「仲間に入れて」と言い、 いつもの子ども集団に混じっていくAを残して、仕事へ。
この仲間入りの儀式は、ここのところの毎朝の風景で、 早く登園する子どもがイニシアティブをとり、Aはその対極にいる。
盛り上がり始めたところに、のろのろと姿を現すのだから、 そんなに簡単に仲間にするわけにはいかないのだろう。
入れてという子も、いいよと言う子も、表情がこわばっているから、 ある一人を仲間に入れるかどうかは、この子達にとって、 とてもシビアな問題であることがわかる。 視線を合わせずに、○○ちゃんに聞いてという子もいる。 判断に責任がもてないのだろう。
それでも負けずに「仲間に入れて」と言い続けることで、 やっと遊びに入れると言うわけである。
私やHなら、そんな面倒でいやらしい儀式はさっさと放棄して、 一人で遊ぶところだが、 根気よく交渉し続けるAは、偉いと思う。
2004年11月22日(月)
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