2006年09月21日(木) |
火災で発芽促進する植物 |
引き続き、遠州で仕事。秋空の下旅行けば、という風情。
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米カリフォルニア州で、自動車の排ガスは地球温暖化の主因であり、環境や経済、住民に大きな負担を強いているとして、トヨタ自動車やゼネラル・モーターズなど日米の自動車大手6社を相手取り、損害賠償を求める訴訟を同州オークランドの連邦地裁に起こした。
というニュース。排ガス被害の法的責任を自動車メーカーに問うのは初めてのケースなんだそうである。
これは、いきなりこのような損害賠償に至ったわけではなく、トヨタをはじめとする米国の自動車業界が、排ガス規制を取り下げる訴訟を起こしていたなど、前哨戦があった。
連邦地裁がどのような判決にするのかわからない。 しかしそれ以前に、国内のこととはいえ、 米国が地球温暖化防止について訴えたり裁いたりする権利があるのか、 京都議定書に対する態度を振り返ってみたまえよ、という気もする。
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もう少しいうと、諍いや騒ぎが起きなければ新しい秩序や合意形成がつくれないというのは、 なんだか政策の未熟さを感じてしまう。 そういう場当たり的なのは、政治の本質を外れている。
まるで昨今の飲酒運転取締りみたいである。 蛇足に蛇足を重ねるが、報道は飲酒運転の突然異常発生のごとくとりあげているけれど、そんな馬鹿なことはない。 なぜ今まで放置されていたのか、どういう取締りを行っていたのか、飲酒運転事故をどう検証してきたのか、そういうことが重要と思う。
2005年09月21日(水) 最期のカード 2004年09月21日(火) それでも地球は回る
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