居間に散らかった絵本やおもちゃを片付けるのは親の役目である、 ただし、次の誕生日以降は、自分で片付けなければゴミ箱に直行である。
そんな風に1年前の誕生日からAに申し渡しておいた。
だからここのところのAは、捨てられたら大変とばかり、 火を消してまわるサイみたいに、服も絵本も、 自分の陣地へとりあえず突っ込んでいる。
これが、いつまで続く緊張感か分からないけれど、 とにかく、放置物は捨てるという非情なルールについては、 完全に合意が形成されている。
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そういうわけで、平成13年に施行されたPSE法、もとい電気用品安全法の、 今頃になっての大騒動や、その言い分に慌てて対応する 特別承認制度だの検査機器の無償貸し出しの情報をみるにつけ、 経済産業省に勝ったな、と、ほくそ笑むのである。
霞ヶ関や虎ノ門だけが日本ではない。 人が全国津々浦々に住んでいて、皆で生活しているのだから、 ルールというのは、その開始前によく話し合っておくことが大事だ。
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